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Dräger

BUILT WITH Qt

Dräger_Logo

Technology for Life

Dräger (ドレーゲル)は、医療および安全技術の分野における国際的なリーディングカンパニーです。1889年にリューベックで創業された同社は、5代にわたる家族経営を続けながら、現在では世界中に展開する上場企業へと成長しました。Dräger は全世界で16,000人以上の従業員を擁し、190か国以上で事業を展開しています。2022年の純売上高は30億ユーロにのぼります。

さまざまな技術を評価した結果、ドレーゲルは医療機器のUIフレームワークとしてQtを採用しました。Qtテクノロジーがドレーゲルの医療機器開発にもたらした競争優位性をご紹介します。

 

1889年

設立

1万6千人

社員数

30億ユーロ

2022年純売上高

Qt ソリューションハイライト

プラットフォーム非依存性

ターゲットハードウェアおよびRTOSから切り離されたPC上での独立した開発環境

短期間での反復可能な開発サイクルの実現

最先端のユーザーエクスペリエンスの提供

組み込みデバイスにおけるリソース効率に優れた高性能な実行環境

Qtプロフェッショナルサービスによる高度な技術サポート

活発なオープンソースコミュニティと網羅的な技術ドキュメント

HTML5、.NET、その他の独自フレームワークなど、複数の技術を評価しましたが、最終的にはQtを選定しました。その理由は、PC上での開発と、異なる種類の組み込みハードウェアへの高パフォーマンスな展開を可能にするプラットフォーム非依存性にあります。

Carsten Leischner 氏, Dräger のソフトウェアエンジニアリング部門ディレクター

Embedded WorldでのDrägerインタビュー

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受賞歴を誇るデザインシステム

効率性の高い設備でありながら、現代の病院は依然として身体的・精神的に過酷な労働環境です。ユーザー中心設計は、こうした複雑さを軽減し、臨床ワークフローの簡素化や、職場全体での一貫した運用を可能にします。

Dräger社はこれらの課題を真摯に受け止め、医療業界における業務効率化を実現するための独自のデザインシステムの開発に多大な努力を注いできました。その成果である受賞歴のあるデザインシステムは、同社の医療製品群における基盤であり、次の3つのUX価値を体現しています:
情報の明確性、ユーザーへの適切なガイダンス、安全な操作性。

そしてこのデザインシステムをDräger製品に高精度で実装・展開するために、同社はQtテクノロジーを採用しました。

 

Qtによる組み込みデバイス開発の詳細を読む

当社の医療機器向けフレームワークは、Qtフレームワークを基盤として構築されています。Qtを活用することで、リソースに制約のあるハードウェア上でもパフォーマンスを損なうことなく、最先端のユーザーインターフェースを展開することができました。

Carsten Leischner 氏, Dräger のソフトウェアエンジニアリング部門ディレクター

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PCで開発、あらゆる環境に展開

医療機器向けフレームワークに最適な技術を選定するにあたり、Dräger社ではHTML5、.NET、その他の独自フレームワークなど、複数の技術を比較・検討しました。その中でQtが提供する最大の利点は、プラットフォーム非依存性でした。Drägerの開発チームは、最適なユーザーエクスペリエンスの設計に集中できるだけでなく、PC上でソフトウェアを開発・検証し、その後特定のハードウェアに展開できる柔軟性により、開発サイクルを大幅に短縮することができました。

もちろん、PC上で開発したソフトウェアを実機環境(専用ハードウェアおよびOS)へ移植する際には、パフォーマンスの最適化が不可欠です。この点においても、Dräger社はQt Groupの技術サポートを活用し、パフォーマンス上の課題やボトルネック、レンダリング関連の問題を迅速に特定・解決することができました。

組み込み開発にQtを試してみる

Qtで一番気に入っているのは?
活発なコミュニティとエネルギッシュな企業文化ですね。Qtは、開発者が「使いたい」と思えるツールです。

Carsten Leischner 氏, Dräger のソフトウェアエンジニアリング部門ディレクター

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Qtの専門チームとの連携による信頼の支援体制

Dräger社の開発チームと密に連携しながら、Qtプロフェッショナルサービス(PS)は専用のターゲットハードウェアおよびOS上でのソフトウェア検証と解析をサポートしました。Qt GroupのR&D部門をバックグラウンドに持つQt PSチームは、システム構成に最適なソリューションを提案し、場合によっては同様の機能を自社コードに組み込むためのコードスニペットを提供し、またあるときはQtフレームワーク自体のアップデートとして実装を支援しました。

選定RTOSへのQtフレームワーク移植支援、新ハードウェア向けQMLコンポーネント最適化(要件に応じたハードウェア提案含む)、安全性確認要素の画面上での恒久表示サポートなど、これらは、Qt PSチームが長年にわたりDräger社のプロジェクトで実際に支援してきた一例です。

世界の大手医療機器メーカーの9割がQtで製品を開発!

 

その理由を見る